和室の押し入れをワークスペースに作り変え。和室の趣を活かしながら違和感なくマッチさせるカラーコーディネートをご紹介したいと思います。
間取をどのように変えるか
まずはリフォーム前の間取です。
床の間と書院がある和室になります。
こちらの押し入れ部分にデスクスペースを設けますが、椅子の可動域を考慮するため、8条ある畳の2帖分をフローリングにします。
洋風のテイストが少し入ってしまいますので、マッチングしやすいよう半帖フチなし畳にしてみました。
床の間と書院は今回は残しました。
内装イメージのビフォーアフター
まずはビフォーです
アフターです
コーディネートのポイント
基本的な構成はほとんど変えていませんが、既存の柱、長押、ラミ天井などが経年とともに色味が深くなっているため、浮かないようにしたいところです。
①畳の範囲を替えてフローリング
柱や長押(壁の横方向に入っている木材です)はナチュラル系の色である一方、床柱が濃い色だったのでどちらにもマッチしやすいものが良いと思います。
出来れば広縁の色に近く、退色した柱や長押の色に負けない色、濃い目のナチュラル色が良いと思います。
今回は突板のフローリングで ノダ ラスティックフェイスから選んでみました。
※画像引用元 NODA
②デスクスペースの造作
こちらも床柱の存在感に負けないよう、濃いウォールナット系の色にしました。
横方向だけではなく、互い違いに仕切りを入れてモダンな雰囲気にしました
③デザインのポイントとアイキャッチ
デスクスペースと床の間はアクセント色として濃いブルーを
できれば塗材や和紙調のクロスがあるとかっこよいかもしれません
④半畳畳はブラックブラウン系
筆者の自宅でも利用している大建工業の健やかおもて 清流 栗色
他にも色味を選択できるので和室の雰囲気やお好みに合わせてモダンな和室が作りやすくなっております。つかったことはないですが、ピンクなどもあります。
画像引用元 大建工業
⑤襖の張替え
伝統的な和室感が強すぎる襖紙ですが、ワークスペースとすることで和室のつくりを崩してしまいますのでマッチしなくなります。
そこでモダンな和室にマッチしやすい柄を選定したいのですが、
よく愛用させていただいているのがルノンの凛シリーズです。
※画像引用元 ルノン
まとめ
在宅勤務、テレワークが広く普及されてきたため、ワークスペースのリフォームご相談をいただく事も増えてまいりました。
今回は和室の押し入れを返信させてみましたが、他にも提案できる方法はいくつかあると思っております。
ワークスペース以外にもちょっとした工夫で暮らしが便利になるプチリフォームシリーズは今後も継続して記事を上げていきたいと思っております。
それではまた!
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