出産・育児に伴う生活水準の変化をグラフ化してみた

プロフィール

出産、育児に伴い変化させてきた仕事、収入、生活スタイル、精神面での変化をグラフを交えて詳しくご紹介したいと思います。

出産前の生活は

出産前は仕事中心の生活で、今思うとイケイケでした。

当時は収入にも困らなかったので、金額を気にせずほしいものを購入。
仕事終わりに飲みに行く頻度も週に2~3回。
家事は最低限、自炊も少なめで外食ばかり。
仕事は受注ノルマ工事監理などで毎日神経張りつめており、
夜寝られなくなることも多かったのです。

しかしロードバイクにハマり、週末は100Kmのサイクリングで体力づくりをするようになってからは、体が疲れて勝手に寝てくれるようになり、ストレスがあっても体力は維持できていたと思います。

とにかく出産前の筆者はパワーがありました。

ところが、妊娠すると様々なことが制限されました。
まず、お酒は飲めません
サイクリングも好ましくありません
出産に備えて、営業活動を停止したため収入も減ります。
(売上高に応じた歩合給 支給は工事完了後)

そして経験したことのない出産、育児と仕事との両立。

この数年間、予想外のことばかり。
壁にぶつかる度に生活を見直し、軌道修正をしてきました。

グラフにするとまるでジェットコースターですが、
何が自分にとって重要かを選択してきた結果と思っております。

年収

いきなりざっくりとした年収の推移です。赤裸々ですが・・・リアルだと思うので数字も載せます。
経緯をご紹介するのに、この項は少し長くなります。

一度目の出産前は妊娠が分かった時点で営業活動は停止したのですが、すでに受注していた工事の完了が縦続いたのもあり、出産ギリギリまで収入が多かったです。

育児休暇手当は67%(半年後から50%)もらえますが、上限が設定されていたので満額もらえてません。
一方、住民税の請求が翌年にきますので・・・・たしか80万~90万くらい払ったと思います( ;∀;)

職場復帰後は、歩合給も顧客もいない一からのスタートで収入が上がるまでに一年かかります。
出産前のような残業は一切しない、定時で帰るようになったという大きな変化がありましたが、スケジュールに対する意識が出産前より強まっていました。

理由は子供の熱などの呼び出しです。毎月のようにありました。
そのたびにスケジュールを調整して、仕事を収めていかなければならないので、常に前倒しに余裕をもって行動してました。

二人目の妊娠時は一人目ほどの受注数はなかったので、育児休暇に向けて徐々に収入が減っていきます。
直近の収入が育休手当に換算されますので、一回目よりも金額が少ないです。

復帰後は一回目と同様に一からのスタート。
半年後から徐々に収入が増えていくのですが、コロナの影響が大きかったです

一人目同様、お熱による呼び出しに加え、濃厚接触者等による行動制限
そして、子供が2人いる分その頻度も2倍。

当時の仕事は営業ノルマのある歩合給です。

片方が病気になって、時間差でもう片方がかかる(最悪の場合筆者もかかる)などの行動制限で月の半分は出勤、営業ができないのです。

当時の会社は在宅勤務はOKでしたが、個人情報の取り扱いなどの観点で、在宅勤務時にデータ持ち出しができない状況でした。(今はできるようにサーバー管理がされているそうですが)

筆者が元気でも、家でできる仕事に限りがあり、受注が滞ることになり入社して初めてのスランプに陥ります。この時間は本当に苦しかったです。

受注が4カ月滞ったときに『このままではダメだ!』と転職を決意しました。

育児と両立できる働き方にしなければと思ったのです。

在宅勤務ができて家から近い
業務内容は家でもできる設計職中心(それまでは、営業、設計、工事監理一括で行っていた)

という職場をうまく見つけることができました。
今の職場になります。

ただ、筆者の職歴をみた雇用側はその営業力に期待されたようで・・・
配属は発展過程にある新築事業部でした。
これまでと畑違いになります。そして、若い社員が多く残業も多い部署でした。

新築設計については知識を増やすために前向きに勉強し取り組んでおりましたが
2点、これまでよりも苦しかったことがあります

一つ目は、早く帰ったり、突然休んでしまう状況が今までより後ろめたくなった。
前の仕事は、ノルマを大幅に達成していたので、休むことによる後ろめたさは少なかったのですが、今回はそうではありません。

二つ目は、自分が仕事を早く終わらせても、確認や報告をする上司が多忙で全く捕まらない。
そのため、スケジュール管理がしずらかった。
新築については私自身の実績も少ないのと、成長過程にある部署であったため、部署内も余裕がなかったというのもあります。

自分で受注して、設計して、見積もりを作って、工事依頼をして、監理した前の職場は本当に大変だったけれど、そのぶん自分でコントロールしやすかったのだなと・・・実感しました。

そして、同時期に長男の小学校入学、平日の呼び出し、習い事のことなど・・・そして二人目の就学も近づき、子供とのかかわり方について考えさせられるステージにたちます。


そして、日常が戻りつつある一方、相変わらず子供たちの病気は頻発してます。
筆者も去年はコロナ、インフル、アデノetc.次から次へ感染していきどんどん体力が奪われていきました。

その事がきっかけで、思い悩み・・・思い切って一旦社員を降りることを決意。
非常勤社員を希望し、状況次第では子供へ時間を使う選択をしました。

扶養には入らず損しない年収ラインを目指そうと時給と勤務量を会社と相談。

同時に、インテリアプランナー試験木造耐震診断資格者にも合格し、専門分野を強化しました。

部署もリフォームの部署へ配属していただき、間取り変更などのリノベーション業務を担当することになり、もともと専門であった畑ですし、きちんとした設計のいない部署だったので歓迎してもらえました。

なにより、非常勤社員であっても自分の存在意義を感じることができ、仕事への満足感が増えました。

必要とされ、それに応える、成果を出す。自然と仕事の満足度はあがります。

いまは、下の子の就学と上の子のお留守番、塾や受験をサポートしながら、私自身は専門分野をより強化する時間として充電中であり、ブログもその一貫で始めた次第です。

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体力

次に体力の推移になります。番号順に状況説明します

①前述したとおり、このころはサイクリングが趣味で、仕事も自転車(都内の現場をあちこち走り回る)で週末も100Kmほどのサイクリングをしておりましたので、かなり体力がありました
仕事をこなす手段、ストレスによる不眠解消という目的もありましたが、趣味としても広がりました。
沖縄でサイクリングをしたり、富士山の周りをサイクリングしたり・・・楽しかったです。

出産でダメージを受けます。
まず、産後1カ月はほぼ動けませんでした。
その後半年くらいかけて、自宅でコアリズムなどをして体力と体系戻す努力をしてました。

③産前は都内勤務でしたが、育児両立のため主人の職場に近いところに家を買い、筆者も営業所を移しました。

都内は自転車または電車+徒歩移動で、働くだけでも意外と運動してましたが、育休復帰後の営業所は車通勤、車営業で歩く機会がなくなっており・・・徐々に基礎体力がおちていきます。

④2人目の妊娠出産。③の影響でこのとき一人目のときより体重が15キロほど増えてました。
年齢も増えてます。何もしなければ体力はおちていく一方です

⑤コロナでお家時間が増え・・ますます運動をしなくなることに危機感を感じで、スイッチの筋トレゲーム【リングフィットアドベンチャー】を買いハマります。
毎日一時間しっかり運動してました。

コロナの感染インフルの感染アデノの感染と短い間に立て続きまして・・・特にコロナの感染後の回復は時間がかかりました。
更には、仕事のモヤモヤも重なっていて体力も気力も奪われてしまいます。

⑦非常勤になり、気持ちに余裕が生まれた現在徐々にですが体力回復に努めている最中です。

ストレス

ストレスの推移になります。

①受注のこと、お客様対応、見積金額のこと、工事こと、近隣クレームなど常に神経をはってた時期です。睡眠不足にならないようにサイクリングで強制的に体を疲れさせてました。

②仕事のストレスからは一旦解放されます。
ただ、出産という未知の不安によるストレスは少なからずありました。
また、産後のホルモンの影響らしいのですが非常にナーバスした。

③新しい職場、初めての育児と仕事の両立のためそれなりにストレスはありましたが、都内の現場に比べると穏やかに業務は進行していきました。
やはり、熱による呼び出しだったり、慣れない育児でバタバタするなど、ストレスの内容は異なると思います。
土日出勤も多かったので、この時期は夫婦ともに育児にいっぱいいっぱいだったとおもいます。

④二人目の育児休暇
一度経験していたのもあり、気持ちに余裕が生まれておりました。
純粋に育児を楽しんでいた時間でした。

⑤コロナ禍です。
職場復帰のために慣らし保育を始めた3日目に緊急事態宣言となりました。
この時のストレスは、外に出られないストレスです。
特に、元気のあり余った長男を家に閉じ込めておくのが難しく、早朝に公園で遊ばせたり色々気を使っていた時期です。

⑥コロナ禍+2人ということで、熱などによる呼び出し濃厚接触者による行動制限で思うようにいかなくなりました。転職後にストレス数値が上がるのは、(在宅勤務はできるものの)後ろめたさが加わったからです。

⑦自分のペースで、自分の得意分野を伸ばし、活かせる働き方
そして、子供たちのサポートもできる状況に現状満足しております。

食費

食費の推移になります。

①ほとんど自炊をしなく、週に2~3回飲みに行ってた時期
妊娠してからはお酒が飲めないので徐々に減っていきます。

②育休中で時間があるので自炊に努めますが、慣れてないので子供の昼寝中に頑張らねばならず・・・結構負担でした。

③職場復帰後は忙しさと比例して出来合いのものに頼るようになります。
デパ地下の総菜、出前、外食に頼ることも多かったです。

④再び育休
二回目なので負担感はなかったです。

⑤職場復帰と同時にオイシックスに入ります。
オイシックスはレシピに必要な材料がパックになっているので、献立を考える負担がなく、外食よりもヘルシーでおいしかったですが、お値段がけっこうします。
なんだかんだ、一回の注文で1万前後使っていたので食費としてはあがりますが、健康面は改善。

⑥ホットクックの導入ですね。これは革命的でした。
ホットクックのおかげでオイシックスを卒業し、フルタイム勤務と両立することができました。
調理中火元から離れて調理できるため、子供との時間も増えます。(宿題を見てあげたり)

フルタイム勤務と二児の育児、家事をどのようにこなしていたか | うまもつこ@主婦建築士の快適生活 (umamochu.com)

ホットクックで時短。時間がない日にサクッと作ってサクッと食べられるメニュー | うまもつこ@主婦建築士の快適生活 (umamochu.com)

時間と気持ちに余裕ができたため、献立のことを考える時間もでき、更に自炊率があがります。
買い物の無駄もなくなった気がします。

家族が増え、長男なんかは食べる量がどんどん増えていくのですが、それでも食費は減ってますね。
それまでは忙しかった分、お金で解決して生活していたのだと思います。

まとめ

今回のグラフを重ねてみました。

収入については大幅に減ってしまい、生活費はきつくなりました。
国民健康保険、と国民年金、その他の税金、ローンも払っているので出費も多く
本当はもう少し収入がほしいのですが、下の娘の就学を控えている今は現状維持。
習い事や小学校入学に慣れるまでケアをしたいと思ってます。

お金が足りなくなったら、働く量を増やすことを考えておりますし
自分はこの時期に専門分野の強化する時間、体力を取り戻す時間と割り切ってます。

食費以外にも無駄遣いを見直しました。
縮毛矯正に毎回高額な金額を払ってましたが(カラーなど入れて3万くらい)
天パのツーブロックにすることでセルフバリカンと偶にカットする程度にしましたし(笑)

子供と向き合う時間を得るために選択し
収入が激減したほどには生活レベルは減っておらず
幸福度は上がっているということで、現段階では不満はないです。

結婚、出産、その後の子供の成長とともに働き方について考えさせられる女性はきっと多いと思います。

女性だけではないですね。
男性も積極的に育児に参加されているように思います。

筆者は自分自身の快適生活を求めてこのジェットコースターに乗ってきましたが
設計の力でも快適スタイルを提供していけたらよいなぁと思います。

それではまた!







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