一級建築士学科試験を独学で合格した方法

建築HowTo

10年分の過去問ソフト【合格物語】+日建学院のテキスト&問題集を使い
独学で一級建築士学科合格した勉強法を掲載します。

5年前の経験を活かした勉強法を選択

まず予めお断りしたいのが、独学を肯定し予備校は否定したいわけではありません。
予備校が求める課題をクリアできる方であれば、そちらの方が近道だとも思います。
ですが、5年前の筆者自身の経験から過去問から知識を広げていく方法を選びました。

(5年前の経験おさらい)
1級建築士試験(1回目) | うまもつこの快適生活 (umamochu.com)

  • 得意不得意により科目によって理解するスピードに差がある。自分のペースに合わせて取り組む。
  • 法規は2倍の時間を要するから最初からそのつもりで挑む。(計画倒れにならないよう)
  • 問題を解いてから解説、教科書と情報量を徐々に発展させる いきなりたくさんの情報を入れない
  • 解説の延長で教科書を読むと、いきなり教科書を読むよりも目的が明確であるため情報が頭に入りやすい。

前回の反省からなぜ受験をするのかという明確な目的をもつことも大事です。
『挫折せず勉強するぞ!』という気持ちづくりもしました。

受験勉強は峠道に似ていた~気合を入れるため150kmに挑む | うまもつこの快適生活 (umamochu.com)

準備したもの①日建学院のテキスト&問題集

まず、日建学院のテキストは5年前のテキストだけだ情報が古くて不安だったので
ヤフオクで前年度のテキストと問題集を落札しました。

日建学院の過去問&解説集は5年分掲載されているものでしたが
筆者が初受験したのが5年前ですので、その後4年間の問題を補う目的もありました(1年分は重複)

また、下記の合格物語のほうでもかなりのボリュームで解説が用意されてますが、
解説については日建学院のほうがわかりやすかったです。
(10年以上経っているので改善されてるかもしれませんが・・・)

合格できるインテリアコーディネーター通信講座

準備したもの②合格物語(過去問10年間を管理するソフト)

次に過去問のみで合格した人の記事などをさがしていたところ、
【合格物語】という10年分の過去問が集約されたソフトを見つけました。
私が受験したのは2010年になりますが、最新情報がこちらになります↓

【合格物語】高合格率実績の一級建築士 合格支援教材。無料体験版もございます。(株式会社田島建築研究室) (webxus.jp)

  • 現在は20年分の過去問が集約されている
  • 設問一つ一つを〇×形式で答える
  • 学習状況がグラフでわかる
  • 問題を色分けして管理できる、条件を設定して問題を呼び出せる
    (例えば間違えた問題、苦手な問題など)
  • 音声学習機能
  • 解説も充実、質問回答などのサポートあり

予備校に通っていた時と比べてよかったこと

①問題に取り掛かるハードルが低い

学科試験の問題は一つの問題に対して5つの設問が用意されていて
その中から正しいもの又は誤りを選ぶというマークシート方式になります。
多くの過去問題集はこのまま形を変えずに掲載しているので、
1問解くのに5つ分野を理解しなければならないのです。
最初のうちは1問理解するにもたくさんの事を調べなければならず、時間を要しました。

しかし、合格物語の過去問はこの設問を分解して、ジャンル分けし整理されております。
分野のみに絞った過去問だけを呼び出して取り組むことができます。
まだ勉強していない分野は無視して問題に取り組むことができます。

②音声学習でなんとなく頭に入れる

この合格物語特有の勉強方法に【音声学習】というものがあります。
過去問の設問文をひたすら読み上げるだけで、無理やり頭に入れる感もありちょっと滑稽なのですが
通勤時間などに倍速でひたすら聞いていたところ、いつのまにか
「聞いたことのない言葉が並んでいて中々教科書が進まない・・・」という
前回受験時にぶつかった最大の壁は無理やりですが突破できます。

③理解していなくても問題に取り掛かる。理解は後からついてくる

【音声学習】→【過去問を解く】→【解説を読み理解する】
             →【教科書にてより深く理解】→【再度過去問を解く】

で1セットとし、とにかくこの流れで繰り返しました。

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過去問10年分を3巡目標

1巡目はすべての範囲において上記の流れで解いていきました。
一応受験経験はあったものの、しっかり理解しようと思うとそれなりに時間がかかりました。
特に法規はほかのどの科目よりも時間がかかりますし・・・途中苦しいこともありました。

2巡目に取り掛かるころには残り2か月という迫ったタイミングでした。
時間に余裕があったわけではありませんが、
1巡目をしっかり行いましたので、スピードは上がります。

ここで理解が薄いと感じたところについては、再び解説やテキストの復習をやり込みました。
施工や構造の数値がややこしいところは手を動かして、絵や図などで自己流にイメージさせながら覚えていきました。
苦手だなと思った問題には付箋機能を使ってやり直しできるようにしておきました。

そして3巡目はマークを中心に付けたところをひたすら解いて正答率を上げていったのです。

※気持ちを盛上げるためにしたこと※
※法規のコツ~法令集の文章※
※より理解を深めるために解説と教科書の使い方※

など、より詳細については後日記事にしたいと思います。

結果は基準点を大幅に上回り合格できました

合格物語で問題を解いて気づいたこともあります。
同じ単語を使った問題でも、ほんの少しの言い回しの違いで答えが違う事が多々ありました。
ただ覚えただけなのか、本当に理解をしているのかを試される問題です。
これ、結構だまされてました。過去問で見たことがあるからと慌てて回答すると間違えます。
これは同じ分野において過去問文章を比較することで、気づけたと思います。

このような形で2度目の受験に挑み、無事に合格することができました。
点数も10点以上余裕をもっての合格です。

そして、10月に控えた二次試験(製図)対策につづきます

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