一級建築士試験(1回目)

建築HowTo


予備校(日建学院)に通うものの、課題やカリキュラムをこなすことができず挫折してしまいます。最終出席率40%となってしまった背景などを掲載したいと思います

試験を受けるきっかけ

最初に受験したのは24~25歳でした。仕事も任され始め忙しくなってきた頃です。
同じ会社の同僚が受けるというので、便乗してスタート。
予備校に行かないと合格は難しいと聞いていたのですが、
行けば受かるだろうくらいの緩い気持ちで入校してしましました。

因みに予備校の費用は学科試験のみで40万、学科試験と製図試験セットだと70万だったと思います。
便乗したとはいえ、私にとっては大金でしたのでそれなりに意気込みはありました。

学科試験対策講座スタート

一次試験の学科は毎年7月に行われますが、
その対策考査として前年の11月~スタートする講義を選んでます。
本講義は1月からスタートするので、11月12月は予備講習みたいな感じでしょうか。
全科目ではなく構造力学法規に特化した講習だったと記憶しております。

この2か月間は順調でした。
分野を絞っていたので、不明点があれば理解するまで追求できたし
同僚も参加していたので教えあうこともできました。
物理や数学が比較的好きだったので、
構造力学については抵抗感なくすんなりは入れたかもしれません。
読みなれない法令集にも触れることで、足慣らしもできたと思います。

しかし、挫折のタイミングはすぐにやってきます

課題をこなせず挫折

1月から本講義が始まります。
当時は4科目(現在は5科目です)あり、主に毎週2科目ずつのカリキュラムが組まれておりました。
※現在の試験科目との違いや、各教科のポイントなどは順次記事にしたいと思います※

毎週講義までに予習と復習の問題ミッションが与えられます。

日建学院の場合、予め録画された動画を見ながら講義を行うのですが
一週間分として与えられた教科書の範囲が膨大・・
そもそも1ページの情報量も多い
ものすごいスピードで講義が進んでいきますので、予習ができていないとついていけません。

当時の勉強方法は、宿題の問題を解く前に教科書を読み込んでました。
理解してから問題を解きたいと考えていたんですね。
しかし、教科書に出てくる言葉遣いが聞きなれないものばかりで読むのに時間がかかります。
建築って専門用語が多いんですよね(涙)
1ページに1時間くらいかかっていた感覚です。

このページが終わらないと次にいけない・・・
教科書を読まないと問題が解けない・・・
予習が終わらないと授業にでれない・・・

あっという間についていけなくなり、劣等感を感じ仕事が大変なのを理由に学校にも顔を出せなくなりました。

「勝手にノルマを科して、勝手に挫折しただけじゃん」って当時のうまもつに言ってやりたい・・・

このページがわからなくても次のページに進めばよかった
教科書を理解しなくても問題を解きながら理解すればよかった
予習が終わらなくても授業にでればよかった

100か0かにしてしまった当時の私の過ちです。
7割でも5割でも3割の出来でも授業に参加し続ければよかったのに。

変なところで完璧主義者になっていたんですよね。授業だけでも出ればよいのに

試験3カ月前 過去問だけに絞って勉強復活

予備校に通わなくなった筆者ですが、GWあたりから「このままじゃだめだ」と・・・
日建学院の教科書と問題集を使って独学で勉強を再開します。
せめて5年分の過去問題だけは完璧にやろうではないか・・・と

しかし全く時間がありません。
そこで、いきなり問題を解き、解説を読み、それから教科書でより掘り下げていく流れに変更しました。

当然、最初は全く問題が解けません。
わからないけど無理やり取り組み、とにかく解説を理解しその範囲のみ教科書を読みました。

教科書は問題をより理解するために利用することにしました。
当初、教科書を読むたびに頭がフリーズしていたのですが、
知りたい情報、目的を明確にしてから教科書を読むと情報がスルスル頭にはいってきます。

追い込みの成果

通常授業には追い付かない筆者は、引き続き授業はサボっておりましたが
模擬試験だけは参加させていただきました。

5月くらいの成績が絶望的な判定で、学院の方にも完全に見放されておりましたが、
7月の最後の模擬試験で驚異的な伸び率を見せ、担当の方からお声がけ頂いた記憶があります。
合格ラインに届くものではありませんでしたが、その伸び率に興味を持っていただけたみたいです。

本試験については不合格となりましたが、後半の追い込みは得るものがありました。
そのおかげで5年後に独学にて合格を得るの事ができるのですが・・・

この時燃え尽きてしまい、しばらくこの試験勉強から離れ仕事に没頭していきました。

反省点 まとめ

これはあくまでも主観となりますが、後半の勉強方法が自分にとっては良かったと感じることができたので次の試験(独学)につなげることができました。

・得意不得意により理解するスピードに差があるため科目によって特に時間のかかるものがある
・法規は苦手というわけではないが、ほかの科目の倍近く時間かかった。
・マイペースに勉強するほうが筆者にとってはよかった。
問題を解いてから解説、教科書と情報量を徐々に発展させた
解説の延長で教科書を読むと知りたい情報が明確となり、頭に入ってきやすかった。

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