GRAFTEKT(グラフテクト)ショールームをレポート

素材・設備

高級キッチンメーカー kitchenhouse(キッチンハウス)のセカンドラインとして10年前に登場したグラフテクト。
お客様が採用したいということで一緒に横浜本牧ショールームへ行ってきましたので、レポートしたいと思います。

まずはグラフテクトについて

筆者は過去に一度、お客様へのご提案でkitchenhouseのキッチンを採用したことがあります。
カスタマイズ性が高く、家具とコーディネートが合わせられるキッチンですが、お値段も高い。

メーカーのキッチンの倍以上するという感覚ですが、出来上がってみるとやはり存在感と迫力とオリジナリティのあるキッチンに仕上がり、お客様も大満足されておりました。

その後、選べる幅を狭めてお求めやすい価格にしたセカンドラインとして、GRAFTEKTが登場しました。

どちらも共通しているのが『家具のようなキッチン』

素材は欧州製樹脂素材「エバルト」とHPに記載しておりますが、性能の良い高圧のメラミン化粧板のことらしいです。

メラミン化粧板は家具などを作るときに使用します。

まさに家具と一体デザインとなるキッチンです。

いざショールームへ

kitchenhouse本牧の入り口です。ここを通って2階がグラフテクトになります。
kitchenhouseの文字の下地小さくGRAFTEKT

中に入るといきなりすごいキッチンが出迎えてくれます。
kitchenhouseの商品、カウンターがすごいですね。
シーザーストーンの天板で重たそうです。
お値段も聞いたことがないような額で(笑)手が出ない金額でした・・・・

1階はすべてkitchenhouseの商品が並んでます。
どれも存在感ありますよね。

GRAFTEKT特徴① 他の家具とコーディネートできるメラミン化粧板

まずは、展示されているキッチンラインナップ
どの展示にも共通点として、ダイニングテーブルなどの家具と一緒にコーディネートされています。

カウンタートップと扉の面材が同じなのでスッキリして見えますね。

↓今回のお客様がお気に入りのアッシュベージュ

↓キッチンの前面に配膳カウンターを造作可能

↓キッチンのカウンタートップとダイニング天板を一体に作ることが可能です。

↓丸テーブルもオーダーでつくれます。
省スペースで計画できるので、プランの幅が広がりそうですね。

↓ちょっとした造作材も同じ素材でつくれます。

詳細部分の特徴

まずはシンクと天板の納まりアップの写真です。
通常異種の材料をつなぐ場合そのつなぎ目のおさまりに段差が出やすいのですが、
ステンレスとメラミンの継ぎ目がかなりスッキリしていると思います。

つぎに天板
今年の商品からは下の写真のように薄くすっきりした天板面が採用されております。
側面にコンセントを配置するのもほかのメーカーにはない仕様ですね)

↓こちらが従来の天板の厚み

↓こちらが新商品の天板です

キッチンやカップボードの片面が露出されるときによく採用されるエンドパネルの納まり
住宅メーカーのキッチンの多くはキッチンやカップボード家電収納がユニット化されていて、その部分が露出される場合はエンドパネルという板で側面を隠します。

GRAFTEKTの納まりはカウンターがち(カウンターに側面をぶつける納まり)になりますのでスッキリしているのに加えて有効スペースも広くなります。

ちなみに、住宅メーカーの納まりも商品によってはカウンターがち納まりになってます。

収納内部

収納についてもとりわけシンプル。ほかの住宅メーカーに比べるとスッキリしすぎているかもしれません。それを好む方も居るので、違いを知ってご選定いただければと思います。

食洗器はボッシュ製パナソニック製リンナイ製が選べます。

↓カップボード奥行き445

↓奥行き645

そうそう、調味料入れの細いスペースですが、他のメーカーだとこの部分だけソフトクローズ機能(占めるときにゆっくりしまってくれる機能)がつかないのですが、GTAFTEKT製はソフトクローズしてくれました!

まとめ

少し残念だなと思ったのが、ショールームの仕上げについて

せっかく素敵な商品を展示しているのに、床が白のクッションフロア1色、
照明も事務所のような白色のライン照明が味気なかったです。

住宅でのコーディネートがよりイメージできるように床材を木目調のフローリングにしたり
もうすこし雰囲気を出してくれたらもっと見栄えするのにと思いました。

ちなみに筆者は候補のフローリングサンプルをもっていきました(笑)


メーカーとしては新しいGTAFTEKTのキッチンですが、高級キッチンkitchenhouseの姉妹メーカーということで、共通項もありました。

人造大理石のキッチンが主流だった流れに、各メーカー様々な素材を導入し個性が出てきたように思います。多様化していましたよね。

ただ、他のメーカーと比べるとショールームの数も少なめだともうので、GTAFTEKTキッチンをご検討したい方の参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました