今年のお盆は地震、台風と何かとトラブルが続きましたね。
筆者は神奈川県の海沿いに住んでますので、大きな地震にもびっくりしましたし、巨大台風の影響も気にしながら過ごしておりましたが・・加えて息子の病気(溶連菌)の重症化というトラブルがありました。
お盆休みという事で、かかりつけの病院の長期休みと、休日診療での誤診が重なり処置が遅れてしまった事が大きな原因になります。
以前よりかかりつけ医の先生の指導で、病気になったときに熱グラフや症状を記録するように言われておりましたので、受診できない期間も息子の様子を観察し、記録しておりました。
その記録や湿疹の写真だけを見て『これは溶連菌だね』と断定していたので・・・記録していてよかったなと思ったのと同時に、このデータは何か参考になるのではと思いましたので、記事にしてみました。
8/12 夜中に発熱
12日に筆者の実家へ帰省中での出来事となってしまいます。
夕方から息子が『のどが痛い』と言い出します。
移動の疲れもあったので、全員9時には就寝しました。
1時間くらい経ったところで息子がうなされ始めました。
体を触るとかなり熱くなってます。
両親がすでに寝ていて、体温計の場所がわからなかったので測ってないのですが、感覚的に40度以上出ていたと思います。
慌てて冷凍庫から保冷剤を集めてペーパーでくるみ、わきの下や首元を冷やしました。
それでも何度も苦しんで起きてました。
のどの痛み、のどの渇きを訴えていたと同時に鼻のつまりも気になりました。
8/13 立て続けに嘔吐
翌朝、体を触った感覚で夜中に比べると解熱したかなと思ったのですが、測ると38.9度でした。
(夜中はかなりの熱だったと思われる)
朝食はほとんど食べられず、午前中のうちに嘔吐が2回。
午後にも1回嘔吐しました。
この日は昼頃には一旦熱が下がります。
漫画を読みながらごろごろと休んでおりましたが、夕方になるにつれて体温が上がっていきます。
そして、夜中になると昨日同様高熱でうなされ何度も起きてました。
40度近くあったと思います。
8/14 全身に湿疹→休日診療にて受診(誤診)
翌朝、また少し解熱し38.0度。
しかし全身に湿疹が出ます。
↓14日起床時の足の様子。湿疹どうしがくっついて地図のような模様になってます。
ほっぺた、二の腕の内側、太ももの内側がこのような状態でした。
ただ、この日は前日よりも気持ちの悪さが少なかったので・・思い切って神奈川県の自宅へ移動。
(後日談になりますが、翌日以降は嘔吐を繰り返すため、絶好のチャンスだった)
というのも、田舎の病院は休診日ばかりでしたが、自宅の周辺にはいくつか休日でも受診できる病院(小児科)があったからです。
移動時間は3時間+休憩時間
なぜかこの日だけは食欲があり、お腹が減ったと騒いでいたので・・・嘔吐に注意しながらおにぎりとうどんを少量食しました。(エチケット袋を常備してすぐ横で見守ってました)
帰宅すると同時に休日にやっている小児科へ向かいました。
のどの痛みと高熱、筆者の息子はこの症状から始まる『溶連菌』に何度もかかっております。
加えて湿疹、嘔吐
溶連菌の検査をしてもらえるものと思っておりましたが・・・・
湿疹の状態、のどの状態を見て『溶連菌ではない、ウィルス性の夏風邪』と診断されてしまします。
休日診療といえど小児科専門の先生だったので、私の勘より信用できるものと思っておりました。
ということは対処療法の薬しか処方されません。
鼻水を出しやすくする薬、吐き気止め、解熱剤(アセドアミノフェン)です。
↓病院から戻ってきて横になって休んでいる息子の肌の状態です。
この時の発疹の状態を2人のお医者さんが診て、判断が分かれます。
この時には39度近く出てましたので、解熱剤を飲んですぐに寝かせました。
8/15 食欲不振 水分以外拒否
翌朝から38度代 昼頃に一度37.5度に下がるも夕方にかけて上昇、39度になったところで解熱剤のませる。
この日はだるさが強く、気持ち悪さから水分以外の食事を拒否。
水分すら吐いてしまいそうな状態でしたので、吐き気止めを飲ませる。
しかし夜中にまた嘔吐してしまいます。
8/16 湿疹はおちつくが嘔吐と高熱は続く
台風の経過とともに息子の状態を見守る一日でした。
朝の体温38.4度 薬を飲んですぐまた嘔吐
前の日と同じく、昼頃に37度代に下がるも夕方に上昇、夜には39度超え→解熱剤を飲みます。
湿疹は消えてきましたが薬すら気持ち悪いらしく・・・
アクエリアスを飲むのがやっとで食事は一切受け付けません。
8/17 寝たり起きたりを繰り返し意識が朦朧状態
早朝4時に嘔吐、時間をおいてまた嘔吐します。
朝の熱は38.3度
息子のリクエストによりカルピスを買いに行きました。
ついでに少しでも体に良いものと思い、OS1を買って飲ませるのですが・・・味の拒絶からまた嘔吐
この日はバーベキューの予定があったのですが、筆者と息子はお留守番。
『病気で何もできなくて、何も食べられなくて悔しい』と泣き出してしまいました。
この日は2人きりだったので隔離していた自室ではなく、リビングで過ごし、新しいゲームをダウンロードして一緒に過ごしました。
しかし、体力の低下からか大好きなゲームすらすぐに疲れてしまいます。
代わりに筆者がプレイするのを見ながらも、目がうつろいでおり、何度も眠りに落ちてました。
沢山寝られたのもあり、夕方に高熱になることはなく、なんとか38度代前半をキープしていたので・・この日は解熱剤を使わないで過ごしてみました。
8/18 嘔吐はなし 食欲不振 熱は下がってくるも38度代
朝 37.8度 夕方 38.4度 食欲なし
カルピスとりんごのすりおろしを2口と、野菜スープを2口程度しか食べられず
嘔吐しなくはなりましたが、14日からずっとまともな食事ができておらず心配でした。
17日同様、何度も寝落ち。
気持ち悪さが減ったせいか、夜中にのどが渇いて1回起きたのみで、あとは寝れたと言っておりました。
39度を超えることはなくなりましたが、ずっと38度代が続いてます。
8/19 受診 溶連菌と断定 抗生物質治療開始
朝 37度 受診時 38.4度 抗生物質治療開始
朝は野菜ジュースとりんごを1切れのみで相変わらず食べられません。
やっと信頼している先生に診てもらえるという事で、すぐに予約し行ってきました。
一週間の熱グラフと症状、14日の写真を見せて『これは溶連菌です』と検査する前に断定してました。
顔の湿疹写真が特にそう思わせたようで・・
検査するか迷ってましたが、念のためと検査し陽性
長引きすぎたため、血液検査もしたところCRPの数値も高く7.0mg/dLと高い💦
※基準値0.3mg/dl以下 軽度の風邪で1.0~2.0mg/dl 10ml/dl超えると要入院※
そして問診表を書く際に体重を測ったら4キロ落ちてました( ;∀;)
いやぁ辛かったんだね・・・
正直言って溶連菌の診断が出て安心してます。
抗生物質を飲むと回復するというのを知っていたからです。
今はまだ食欲がないのですが、いつもは24時間程度で回復しております。
今回は重症化してしまったので、2日間様子を観ましょうと指導がありました。
抗生剤が利き始めたのか、夜には少しだけ食欲が出てきます。
小さい塩おにぎりと生姜焼きをほんの一口、ポトフをゆっくりですが食べることができました。
あまりのおいしさに感動してました。
夜の時点でまだ38度近く熱はあったのですが、うなされることなくすっきりと寝れたと・・・翌朝感動してました。
翌朝20日は36.8度 やっと平熱に戻り
食事もすこしずつ食べられるようになっております。
まとめ
今回の溶連菌は発症から抗生物質の投薬が行われるまでの一週間、以下のような状態が続きました。
●38度以上の高熱が12日~19日(抗生物質を飲むまで)ずっと続いた
●夜は苦しくて起きてしまう日が続く
●発症後1日たって全身の湿疹
●繰り返しの嘔吐(移動のあった14日以外はずっと嘔吐と吐き気に苦しんでました)
●食欲不振 14日のおにぎり~19日まで固形物が食べられていない。
●後半はうつろな状態で、起きたり寝たりを繰り返している状態。
熱が長く続いたアデノウィルスでも5日~6日目には解熱、回復してました。
ちょっと続きすぎでおかしい・・川崎病とかも疑ったくらいです。
↓溶連菌以外の病気のお話はこちらから 溶連菌については前編に掲載
主治医の先生も開業始まって以来の長期の休みだったらしく『ごめんね』と息子に言ってました。
お医者さんにもきちんと休暇を取っていただきたいので、謝る必要は全くありませんが、運が悪かったとは思います。
また、誤診については色々思うところはありますが・・自分も士業なので・・・経験値によって判断されているでしょうし、誤診があるのもある程度理解ができるため強く言えません。
医者のせいだ!!ではなく、いつもそばで見ている親も注意観察が必要だと思いました。
今後は観察をして違和感を感じたら、めんどくさがられても強く検査をお願いしようと心に決めました。
ほんと、色々経験してみないとわからないし、不安になることは多いですが・・・
子供たちの異変にちゃんと気付いてあげられるようにしたいですね。
それではまた!
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