先日、小3息子の一人お留守番中に不審者に侵入されそうになる被害がありました。
その事件の詳細とその後検討した対策について記事にしたいと思います。
息子からのメッセージ
筆者が事件を知ったきっかけは、息子からのボイスメッセージでした。
息子には携帯を持たせており、親子の連絡手段としてLINEを活用しております。
しかし、まだ文字を打つのに慣れない息子は、自分の身に起った出来事をボイスメッセージで伝えてきました。
メッセージの内容は
『鍵をかけてたからよかったんだけど、知らない人がいきなりドアをガチャガチャこじ開けようとしてきてこわかったよ』
という内容でした。
メッセージを聞いただけでは状況がよくわからなかったので、すぐに電話を掛けました。
その時息子は家の外だったのか、家の中だったのか・・・大まかに話を聞いた後、私自身も動揺し一瞬どうしてよいかわからなくなりました。
こういう時って何も判断できなくなるのですね・・・しばらくフリーズしますが・・まずは息子の傍にすぐ行かなければ・・と仕事を切り上げて帰宅する事にしました。
会社からは約20分・・運転中ずっと落ち着かない気持ちでいる自分に、冷静に・・・と言い聞かせてました。こういう時って運転ミスしたりしますよね。
帰宅すると掃出し窓から不安そうにこちらを見る息子の姿が見えました。
色々確認したいことはあったのですが、まずは『怖かったね よく頑張ったよ』と一言。
すると、気が緩んで安心したのか泣き出してしまいました。
そして、落ち着くのを待ってから、詳しく事件の内容を確認していきました。
事件の概要
息子が帰宅してから、ランドセルや洗濯ものを片付け、ソファーに座るまでのほんの数分の出来事です。
リビングのソファに座った瞬間、ウッドデッキの目隠しフェンスの隙間から人影が見えたので、反射的に奥に移動したそうです。(息子①)
すると、不審者は鍵のかかった玄関ドアをいきなりガチャガチャこじ開けようとしてきたそうです(不審者①)
割と長い事ガチャガチャしていたので、恐る恐る低い姿勢でソファの影まで移動したそうです(息子②)
丁度その時、不審者があきらめて立ち去ろうとしていたので、その後ろ姿をとらえることが出来たとの事(不審者②)
目撃した犯人の特徴としては、黒いパーカーと黒いズボンだったと息子の証言(怪しげな恰好)
恐怖のあまりそういう印象だっただけでは?と一応確認しましたが、割とはっきりと見えたようです。
運が悪いことに、たまたま主人が頼んだ大きな宅配物が玄関の目立つ場所に置いてあり、不在であることが一目瞭然であったのです。
息子が帰宅してすぐという事で、もし鍵がかかっていなかったらと想像するとゾッとします。
事件後の行動
息子の話を聞いた後に、まずはご近所のところに行きました。
ご近隣は在宅率が高いため、目撃情報を確認したかったのと、わが家に起こった出来事をお伝えして注意喚起をするためです。
しかし、息子の下校時間の直後に帰宅された方が多く、目撃情報はありませんでした。
次に、学校に連絡しました。
直後に高学年の下校時間が迫っていたため、こちらも注意喚起になります。
情報共有すると同時に、警察の地域安全課に電話するとパトロールの強化などしてくれる事があるので、連絡してみてくださいと教えてもらいます。
今思うとなぜ最初に警察に連絡しなかったのだろう・・・と思うのですが・・・
警察に連絡するべき案件かどうか・・・すぐに判断できなかったのです。
学校に言われてようやく警察に電話します。
電話では状況説明や質疑応答のやり取りをした後で、実際に現地で検証するとのことで自宅に来ていただく事になります。
そこで更に根掘り葉掘り聞かれて、息子の言葉に矛盾しているところ誇張している所がないかどうか、私も親目線で確認しながら警察と息子のやり取りが行われました。
そして、鑑識を待っている間に近隣の防犯カメラの有無、通学路の確認など警察の検証が続きます。
学校から自宅までの道のりは非常に短く、住宅があるのみで通学路には防犯カメラがほとんどない状況でした。
鑑識が到着すると、玄関ポーチの足形やドアノブの指紋をとり、引き算するために私と息子の指紋も取っていきました。
警察にここまでしていただいたものの、状況的に犯人が捕まる目途が立ちません・・・
そのため、どのような目的で侵入しようとしたかなど知るすべもなく
もし、目的が金品などではなく、一人でお留守番をしている息子を狙ったのだとしたら・・・
母である筆者は、子供に迫る危機に気持ちが落ち着かず、このまま仕事で家を空けてよいものかどうか・・・わからなくなりました。
そして、今以上に安心できる材料が必要と考えました。
見直しが必要な項目
今回の事件を受けて、問題点、改善したい点について、対策したいと思っているのが以下の項目です。
①一人でお留守番している状況→家を安全な場所と思えるように強化が必要
②あからさまに不在であることを強調してしまった
→置き配が外部からよく見える位置に強調して置いてあった。置き配の取り扱い見直し
③もしも怖い思いをしたときに、とっさに助けを呼ぶ判断ができるかどうか
→仮に110番までできたとして、小学生の子供に、所在地を伝えることができるだろうか。
本当に怖い思いをしたときに冷静な行動ができるだろうか。
④何かあったときに、検証するための防犯カメラが周辺にない
今までこの辺りは平和だったのかもしれませんが、最近は不審者情報が増えており、怖いなぁとは思っていたのですが・・・どこかで『自分たちは大丈夫』と過信してしまっていたのです。
身に危険が迫って初めて実感することになりました。
因みに、すぐにできる対策として家族で話したこともあります
帰宅した時に誰も居なくても『ただいまー』と大きな声で言おうね
外で何かあったら防犯ブザーや大声を出して助けを呼ぶんだよ
鍵は絶対に閉める、インターフォンが鳴っても絶対に出ないでね
今まで行っていた対策も改めて見直し、意識を変えるところからやっていくことにしました。
後編では上記の①~④について対策できる便利な最新設備と、最終的にSECOM導入を決断するに至った理由、そのサービス内容の詳細について掲載したいと思います。
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